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避妊・去勢手術

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避妊・去勢手術で行うこと

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猫ちゃんをお家に迎え入れた際、下記の4大予防があります。

  • 男の子の場合、陰嚢内にある精巣を摘出する手術を行います。
  • 女の子の場合、猫は腹腔内にある卵巣を、犬は腹腔内にある卵巣と子宮を摘出する手術を行います。猫の場合、状態によって子宮も摘出します。

手術を行う推奨時期

  • 犬の場合、生後6ケ月以降に行うことが多いです。
  • 乳歯遺残がある場合、去勢、避妊手術と同時に乳歯抜歯を行うか、手術の時期を遅らせて、乳歯が自然に抜けるか経過を見るかになります。
    また、男の子で肢を挙げて排尿させたくない場合や、女の子で乳腺腫瘍の発生リスクを極力下げたい場合は、手術の時期を早める事もあります。
  • 猫の場合、乳歯遺残はほとんど起きないため、生後5ヵ月から6ケ月で行います。
  • 男の子の場合、トイレ以外で排尿をするなどのマーキング症状が出て来た場合、時期を早める事もあります。

※あくまでも手術が実施できる時期であり、ご家族のご意向やその子の健康状態に応じて手術を行う推奨時期は異なります。

手術のメリット・デメリット

メリット

男の子の場合
  • 病気の予防ができる
    精巣の病気(精巣炎、腫瘍)
    前立腺肥大
    会陰ヘルニア
    肛門周囲腺腫
  • 犬:足を挙げて排尿しないままでいられる(※時期にもよる)
  • 猫:いろいろな所に排尿するスプレー行動がなくなる(※個体差あり)
  • 問題行動の改善
    尿マーキング(60%)
    放浪行動(90%)
    マウンティング(80%)
女の子の場合
  • 病気の予防ができる
    卵巣の病気(卵胞嚢腫、卵巣腫瘍)
    子宮の病気(子宮蓄膿症、腫瘍)
    乳腺腫瘍の発生リスクの低下(※予防率は、年齢や発情回数により変わる)
  • 発情による弊害(食欲低下、偽妊娠、乳腺炎など)が認められる場合は、その心配が無くなる
  • 不適切な妊娠を避ける事ができる

デメリット

  • 全身麻酔のリスク
  • 術後、体が太りやすくなり体重管理が必要となる事がある。
  • ホルモン反応性尿失禁など

手術の流れ

  • 基本的には1泊入院となります。
  • 全身麻酔をかけるため、12時間(当日の午前0時)の絶食や5時間前(当日の午前7時)からの絶水が必要となります。
  • 手術当日は、午前中にお預かりします。
  • 手術当日の午前中もしくは手術から1週間以内に、全身状態把握のため、血液検査、レントゲン検査、血液凝固検査を実施します。
    ※費用などの問題で、検査を実施希望されない方は、麻酔のリスクが増す事をご理解頂き、検査なしで手術するケースもあります。
  • 麻酔前検査に問題がなければ、お昼の時間帯に手術を行います。
  • 去勢・避妊手術とも麻酔覚醒後に状態に問題なければ、翌日朝に術創のチェックを行い退院となります。

当院で行う手術の特徴

  • 希望があれば、血管の処理は、ソノサージ(超音波凝固機器)で行い血管結紮糸は使いません。
  • 麻酔モニター係、各種生体モニターを完備しており、安全な麻酔を心掛けています。
  • 当院は、避妊手術や腹腔内精巣摘出術に対して、動物体にやさしい腹腔鏡手術を実施しております。
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047-409-3906
(祝日、日曜日午後休診)