主 訴 | 3日前から嘔吐、食欲不振 |
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プロフィール | 日本猫、3歳、去勢雄 |
診 断 | 異物による腸閉塞 |
検査所見 |
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主 訴 | 2週間前からの嘔吐、食欲低下。 他院にて膵炎疑いで治療しているが、改善認められず。 |
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プロフィール | スコティッシュフォールド、2歳、去勢雄 |
診 断 | ひも状異物による腸閉塞 |
検査所見 |
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CT検査は、異物である事の確認、及び異物が1カ所のみなのか、胃内含めて複数存在するのかを把握するために有用と考えています。動かない子であれば、無麻酔で撮影も実施可能で、体に負担をかけずに調べる事が出来ます。
主 訴 | 腹腔内腫瘤、食欲低下。 |
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プロフィール | ジャックラッセルテリア、8歳、去勢雄 |
診 断 | 腎臓腫瘍(上皮性悪性腫瘍) |
検査所見 | 右腎臓領域に巨大腫瘤病変が認められ、一部が後大静脈内に浸潤している(黄矢印)。胃や小腸が腫瘤によって、圧排されている(黒矢印)。細胞診より、悪性上皮系腫瘍と診断致しました。 |
本ケースの様な腹腔内腫瘤病変の場合、腫瘤の由来組織の確定(どこの臓器が腫瘍化しているのかを知る)及び、外科的切除が可能であるか、転移病巣があるのかを調べるために、CT検査は非常に有用であると思われます。
今回のケースでは、周囲臓器との癒着、後大静脈への浸潤が認められるため、外科切除はかなり困難で、高いリスクがあると判断致しました。現在、分子標的薬、NSAID’s、消化管運動改善薬といった緩和的内科治療を行っており、食欲や元気も良好に過ごしています。
主 訴 | 元気食欲廃絶、嘔吐。 |
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プロフィール | 日本猫、4歳、避妊雌 |
診 断 | 急性腎不全を伴う、結石による左右尿管閉塞 |
検査所見 |
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尿管結石はかなり小さいため、手術中肉眼で結石を発見する事が容易でないケースがあります。また、尿管結石は超音波検査で発見する事が可能な疾患ですが、本症例へのCT検査の実施は、左右結石の位置を明確にし、手術中、結石発見の一助となりました。
主 訴 | 肝膿瘍(超音波検査、細胞診、培養検査にて診断済み)、発熱 |
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プロフィール | ミニチュアダックスフンド、12歳、避妊雌 |
既往歴 | リウマチ様関節炎のため、免疫抑制剤およびステロイド投薬 |
診 断 | 肝膿瘍(多発性) |
検査所見 |
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主 訴 | 肝臓腫瘤(他院よりCT検査依頼) |
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プロフィール | ミニチュアダックスフンド、10歳、去勢雄 |
診 断 | 肝細胞癌(肝臓外側左葉 |
検査所見 | 肝臓外側左葉の基部より発生した巨大腫瘤病変が認められる(黄矢印)。その他、肝臓内腫瘤病変および転移所見は認められませんでした。その後、ホームドクターにて外科切除を実施致しました。 |
主 訴 | 肝臓腫瘤(他院よりCT検査依頼) |
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プロフィール | ボーダーコリー、7歳、雄 |
診 断 | 肝細胞癌(肝臓内側左葉) |
検査所見 |
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肝臓は、6つの葉に分かれています。腫瘤病変が多発性であったり、尾状葉(背中側の葉)由来で後大静脈や大動脈を巻き込んでいる場合には、手術不適となるケースがあります。周囲臓器との関係性を含め、外科切除適応かの判断や転移病巣の有無を調べるために、CT検査は有用であると思われます。
今回のケースのように先生方からご紹介頂き、先生やオーナー様の希望に応じて、治療はホームドクターで行って頂くケースもあります。
主 訴 | 血尿、前立腺腫大 |
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プロフィール | シーズー、11歳、雄 |
診 断 | 前立腺癌 |
検査所見 |
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前立腺腫瘍は、腺癌と移行上皮癌が多く認められます。これらは病理検査でも鑑別が困難なケースがあり、予後が異なってきます。本症例は、既に多発性に転移を起こしていたため、腺癌が疑われ、予後は良くない事が予測されました。そのため緩和療法として、NSAID’sや鎮痛剤といった内科療法で経過をみる事となりました。このように、全身転移の有無を調べるために、CT検査は有用であると思われます。
主 訴 | 原因不明の腹水貯留(変性漏出液、他院よりCT検査依頼)。 |
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プロフィール | 日本猫、13歳、避妊雌 |
診 断 | 回腸(回盲部)における腺癌 |
検査所見 |
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腹水の原因は、性状や細胞を確認する事により絞られます。本症例は、変性漏出液という性状のため、肝臓疾患や血栓症などによる門脈圧亢進症、右心不全、腫瘍などが挙げられます。心疾患が否定的であれば、CT検査はこれらを鑑別するために有用な検査の1つと考えられます。今回、胸部やリンパ節など転移所見は認められなかったため、積極的治療をホームドクターで行って頂いております。
主 訴 | 腰臀部皮下腫瘤(血管肉腫、他院にて診断済み、CT検査依頼)。 |
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プロフィール | コーギー、6歳、去勢雄 |
診 断 | 血管肉腫(他院にて診断済み) |
検査所見 |
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皮膚の下にある皮下腫瘤は、触って存在に気づく事が出来ます。しかし、どこまで奥に入り込んでいるか、レントゲンや超音波検査では分からない場合があります。CT検査は、病変の広がりや転移の有無を確認するのに有用な検査です。本症例は、動脈や背骨、骨盤の一部を巻き込んでいるため、切除は容易ではありません。ホームドクターとよく相談して治療を行って頂いております。
主 訴 | 腹腔内腫瘤(他院よりCT検査依頼)。 |
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プロフィール | 雑種犬、14歳、避妊雌 |
診 断 | 後腹膜腔腫瘤(血管肉腫疑い) |
検査所見 |
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