脊椎

CT検査-症例:脊椎

case1

主 訴 両後肢完全麻痺
プロフィール ミニチュアダックス、6歳、雄
診 断 G4椎間板ヘルニア
検査所見 神経検査にて浅部痛覚消失、両後肢UMN徴候が認められた。
第12-13胸椎間にて右側より、重度に突出した石灰化を伴う髄核(矢印)が描出され、椎間板ヘルニアと診断致しました。
その後、麻酔を維持したまま手術を実施致しました。この症例の様に1回の麻酔で、診断から治療まで行うことが当院では可能となります。
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case2

主 訴 両後肢完全麻痺、自力排尿便消失。
プロフィール ミニチュアダックス、8歳、未去勢雄
診 断 G4椎間板ヘルニア
検査所見
  • 神経検査にて浅部痛覚消失、両後肢UMN徴候が認められた。
  • ミエログラフィーCTを行ったところ、第1-2腰椎椎間において、造影ラインが一部消失し、左腹側から圧迫を受けている脊髄神経が認められたため、椎間板ヘルニアと診断致しました(矢印)。その後、麻酔を維持したまま手術を実施致しました。
  • イメージCT画像(体軸断面)
  • イメージCT画像(冠状断面)
  • イメージCT画像(矢状断面)

case3

主 訴 両後肢完全麻痺、自力排尿便消失。
プロフィール ミニチュアダックス、10歳、未去勢雄
診 断 G5椎間板ヘルニア
検査所見
  • 神経検査にて浅部及び深部痛覚消失、両後肢UMN徴候が認められた。
  • ミエログラフィーCTを行ったところ、第3-4腰椎椎間において、造影ラインが一部消失し、右腹側から圧迫を受けている脊髄神経が認められたため、椎間板ヘルニアと診断致しました(矢印)。その後、麻酔を維持したまま手術を実施致しました。
  • イメージCT画像(体軸断面)
  • イメージCT画像(冠状断面)
  • イメージCT画像(矢状断面)

レントゲン検査では、椎間板を描出できないため椎間板ヘルニアを確定診断することはできません。椎間板ヘルニアが疑われる場合、CT検査が有用となります。当院では外科治療が必要な場合、CT検査後、麻酔下のまま手術を実施する事ができるので、1回の麻酔で診断及び治療が可能となります。

case4

主 訴 頚部痛、左側前肢跛行(立ち止まっている時に肢を挙上させる)。
プロフィール ミニチュアダックス、10歳、雄
診 断 頚部椎間板ヘルニア
検査所見
  • 本症例は、触診で左前肢の骨や関節を触診したところ、異常は認められませんでしたが、頚部の圧痛が認められました。そのため、レントゲン検査後CT検査を実施致しました。
  • 第6-7頸椎レベルの左神経孔付近にやや高濃度の占拠性病変が描出され(矢印)、頚部椎間板ヘルニアと診断致しました。
  • 頚部痛を繰り返していた症例でしたが、鎮痛剤を中心とした内科治療で、再発も無く経過は良好です。
  • イメージCT画像(体軸断面)
  • イメージCT画像(冠状断面)
  • イメージCT画像(矢状断面)
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047-409-3906
(祝日、日曜日午後休診)