当院における手術症例:整形外科、神経外科

case2高い所から落下し、前肢を挙げている(橈尺骨骨折)

○橈尺骨骨折

 橈尺骨骨折は、近年、他の部位における骨折に比べ発生が多く、トイプードル、ポメラニアン、イタリアングレーハウンド、チワワに多く認められます。発生年齢は若齢で多く、10ヵ月齢以下に集中して認められているという報告があります。

○治 療

 骨折により、体重が支えられず、また痛みがあるため、肢を挙上してしまいます。「骨がつかない」という癒合不全にならない様、できるだけ早期に、できるだけ癒合率が高い方法で手術を実施することが望ましいと考えられます。
犬や猫は、人と異なり安静にできないため、ギプスといった外固定では、癒合不全となるリスクが高く、手術が必要となるケースがほとんどとなります(トイ犬種において、外固定で治療した症例の75%が、重篤な副作用を生じたという報告があります)。そのため、当院では骨折の場所、犬種、体重、皮膚損傷の有無などを考慮し、治療方法を決定します。

<最新の骨折整復機器>

Locking Compression Plate (SYNTHES社製)
Locking Compression Plate(ロッキングプレート)は、プレートとスクリューヘッドが固定される新しいプレートシステムです。従来のプレートに比べ固定力が向上し、骨膜上の血流温存が可能な形状をしています。当院では、このプレートを用いて、より高い骨癒合を目指した骨折治療を実施しております。 最新の骨折整復機器

○実際の治療した症例

症例1:ポメラニアン(左側橈尺骨骨折)

治療前
左側橈尺骨骨折 治療前1
治療後
左側橈尺骨骨折 治療後1
左側橈尺骨骨折 治療前2 左側橈尺骨骨折 治療後2

症例2:トイプードル(右側橈尺骨骨折)

治療前
右側橈尺骨骨折 治療前1
治療後
右側橈尺骨骨折 治療後1
右側橈尺骨骨折 治療前2 右側橈尺骨骨折 治療後2

症例3:ポメラニアン(右側橈尺骨骨折)

治療前
右側橈尺骨骨折 治療前3
治療後
右側橈尺骨骨折 治療後3
右側橈尺骨骨折 治療前4 右側橈尺骨骨折 治療後5

「高いところから落ちて、肢を挙げている」、「骨折と診断を受けた」などお困りの際は、当院に気兼ねなくご相談下さい。

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